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「あの~…真澄さん??」
(こんな目が輝いてる真澄、初めて見た…)
「おぉ♪そっちの嬢ちゃんはヤル気だな。」
「では、この契約書にサインをしてください…。」
少年がドコからともなく紙とペンを出してきた。
「ちょっと待ったッ!!!」
オレは慌てて話を止める。
「真澄、コイツ達と行くってことは家族とも離れ離れになるってことなんだぞ!?」
「……それは―…」
言葉に詰まる真澄。
(……仕方ない…)
「…2日くれないか?」
オレはオッサンに向かって指を二本出して言う。
「いや、1日だ。」
(1日か…―まぁ、いいだろ…)
「――分かった。」
オレはとりあえず承諾した。
「よし、なら明日のPM5:30この丘に来い。そこで答えを聞こう。」
「…分かった。」
オレは、そう言うと真澄の手を引いて帰路につく。
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