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川西『笹原さん?』
ボーと立ち尽くすあたしに後ろから声をかける川西先生。
優芽『ふぁい…[泣]』
数学って聞くだけで頭が痛くなるあたし。
どんな問題やっても理解に時間がかかる。
川西『で?今日の授業はどこがわかんなかった?』
いつも、そんなあたしに丁寧に教えてくれる川西先生。
ほんとすいません…
優芽『えと…ココです』
いつものように理解するまで解き直す。
そして━……
優芽『できたぁ!やッたぁ⌒ありがとうございます先生。』
川西『うん━…できたね』
優芽『はい!!ほんといつもすいません。━…ぢゃあこれで…』
お腹が空いていたあたしはとにかく早く食堂に行きたい気持ちが先走る。
あたしが教室を出ようとしたとき
川西『あ!…ちょっとまって』
手を引っ張られ連れ戻される。
優芽『?━…あ!プリントですかぁ?…馬鹿だなぁ⌒あたし!』
忘れてた事を思いだし…
再び振り向き
プリントを受け取ろうとした…
『え━…?』
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