序章

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「よしっ!日々の記録は終わったぞ」 私はタキ。看護学校に通う男子だ。今、病院実習中。看護学生ならだれもが頑張る実践の期間なのだ。 そして今自宅での勉強が終わったところだ。 時刻は夜の1:00… そいえばイイちゃんが ―明日A氏の入浴介助あるらしいよ― って言ってたな。 白衣じゃ出来ないのでTシャツと短パン持っていかなくては。 どれがいいかなぁ… 「おっ、いいのあるぢゃん!」 それは私が高校の部活で使っていたサッカーのゲームシャツと部ジャーの短パン。 「これなら濡れてもすぐ乾くし、あまり着てなかったから着てあげなきゃ♪」 そのシャツはユベントスという海外サッカークラブチームのユニホームだ。私の青春と汗の染み込んだお気に入りの一品。 値段もなかなかのものだ。 「よし、これ持ってって明日も頑張ろう!」 そして私は布団に入り、深い眠りについたのだった…image=134573624.jpg
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