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すごい人だな…
入学式当日、自分のクラスを確かめようと掲示板の近くまで来た優斗(ゆうと)は、あまりの人の多さに少々圧されていた。
「優斗!」
どこからか自分を呼ぶ声が聞こえた優斗が声の主を確かめるために辺りを見回してみると、掲示板前の人込みの中から、幼なじみであり、親友でもある葉山竜也(はやまたつや)が駆け寄ってきた。
「俺ら同じクラスだぜ!って、まぁ自己採点3点差だったから予想通りだな」
「あぁ。で?何組だ?」
「当然A!」
これも予想通りか…
この本城高校は成績順にA~Dクラスに分けられる仕組みになっている。
2人共、勉強と運動は昔から一般の同年代の人よりも出来ていたため、クラス分けもAになるだろうと話していた。
「じゃあ教室行くか」
優斗たちは教室に向かうため、掲示板を離れた。
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