恋、様々 3

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その次の日、司がまたオレのところにきた    「リューイチ、松田さん知ってるだろ」    松田さんとは、司の先輩の  オレらより8つ上の、26歳の  女の人だ。    「知ってるよ、ボーリングとか  カラオケ、何度か行ったじゃん  あんま話したことないけど」      「松田さん、リューイチのことが好きなんだって」    オレはコーヒーを吹いた    「は?」      「昨日、うちらの飲み会が  あったんだけどさ、松田さんと  ずっと話してたんだ  でオレが百合ちゃんの話したらさ、松田さんがリューイチが好きだって」    あんま話したことないのに…    「…で」    「オレ、協力する約束しちゃったんだよ、一回会ってみて」    「わかった」      司に切り出せないまま、  またへんな具合になってしまった      松田さんからちゃんと説明しよう
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