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ーガチャー
「ちょっと大樹?アンタ遅刻するよ?早く起きてよ!」
寝ている俺を揺さぶりながら、俺の姉でもあり、彼女でもある理沙が俺に言う。
「んー。」
俺は眠い目をこすりながら寝返りをうつ。朝は苦手……。
「ホント起きなよ~。もう。麻紀~?お兄ちゃん起こしてー!」
理沙は妹の麻紀を呼びつけた。
「まだ起きないの~?しょうがないなぁ。」
ードン!ー
「グェッ。」
麻紀が勢いよく走ってきて、寝ている俺の上に飛び込んできた。
さすがの俺も目を覚ましましたよ……。
「ま、麻紀ちゃ~ん。僕、もう起きたから……降りてくれますかぁ?痛いです。ありがとなぁ……」
俺が上に乗ってる麻紀の頭を撫でて言うと麻紀はにっこり笑って、俺に抱きついた。
「へへーっ。オハヨーお兄ちゃん!」
うちの妹は可愛いなぁ~。俺は10歳下の麻紀にメロメロだった。
「いいから!早く起きて!麻紀、早くご飯食べないと学校遅れるよ?」
理沙は麻紀に言うと、麻紀は返事をして下に降りて行った。
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