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「ふぁ~ぁ。」
俺はでっかいあくびをして、ベッドに乗ったまま、ぼ~っとしながら、理沙を見た。
理沙は俺を冷たいまなざしで俺を見ていた。俺、何かしました?あ!起きないから?ゴメンよ。
「まったく。毎日毎日。どんだけ麻紀を好きなのよ。イチャイチャしやがって。」
え?怒るポイントはそこですか?
てか、理沙さん、口悪いですよ?
「いやいや。イチャイチャはしてないですよ?さて、着替えないと遅刻しちゃうなぁ!」
プリプリしている理沙を横目で見ながら俺は言う。
「アンタの彼女は麻紀かって感じ。」
いやいや。そんなわけないですから!
でも、そう言って拗ねる理沙が可愛くて……。
ーグィー
俺はベッドの脇に立っていた理沙を引っ張り、ベッドに近寄せ言う。
「アハハ(笑)俺が好きなのは理沙だよ?麻紀は可愛い妹。理沙は可愛い恋人。違いくらい分かるだろ?」
そう言うと理沙は小さく『バカ』って言いながらも、俺をギュッと抱き締める。
朝から可愛い恋人に、メロメロな俺は大丈夫かな?
もうすぐ1年経とうとしているのに、俺達はまだラブラブなカップルです。
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