1389人が本棚に入れています
本棚に追加
私と凰太の扱いは誰から見ても違っていた。
祖父母だけではなく親戚や知り合いの人。
可愛がられていたのはいつも凰太だった。
いつだったか知り合いの家に一緒に行きたいとお願いした時…
「琴ちゃんは駄目よ!琴ちゃん来るとうちのおばあちゃんビックリしちゃうからね。」
そう言って連れて行ってもらえなかった。
その場にいた祖父母も「お留守番していなさい」そう告げるだけだった。
悲しかった。
ものすごく悲しかった。
一緒に行きたかった。
凰太と私は光と影。
最初のコメントを投稿しよう!