【夏】 ~海行こうぜ海!!ローションまみれにしてやんよ~

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すると、例の如くBBQの片付けをしているバトラーさんとは別のバトラーさんが上から降ってきた。 もちろん、小脇にスイカを抱えて。 「うはぁっ!!上から降ってきましたっ!!」 んな珍しいことじゃねぇだろ…。と、このチートに順応している自分が恐ろしい…。 「お嬢様、スイカでございます」 「うむ、ご苦労。スイカ割りをするため、木刀と目隠しも用意してくれ」 「はっ、畏まりました」 そう言って執事さんはスイカをシートの上に置き、また上に飛んでいったかと思えば、木刀と目隠しを持って降ってきた。 「この様なもので宜しいでしょうか?」 「うむ、問題ない」 「では、失礼いたします」 執事さんは木刀と目隠しを瑞穂に手渡すと、また上に飛んでいった。 忙しい人だな…。 「龍遠寺家の執事さんってすごいんだね~!ボクにもあれ出来るかな?」 樟葉はニコニコしながら俺に尋ねてきたが…無理だろ。 「今時の執事さんって何でもできるんですね…」 「うぬぅ…。まぁ…アレくらいできねば龍遠寺家の執事が勤まらんのだ。 それよりも、道具は揃った。誰からチャレンジするのだ?」 「あっ…じゃあ私からで良いですか?」 言い出しっぺの千佳が手を挙げて、スイカ割りは始まった。 スイカとスタート位置の間隔は十メートル程だ。 まぁ…スイカ割りって割らないで過程を楽しむものだからな…。 千佳の珍プレーに期待だ。
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