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【喫茶店/ミルク】
[ガヤガヤ...]
[カチッ、ボッ...]
( 坂 本 )
『ふぅ~・・・
で、お前なんで
この街にいるんだ??
そんな白い学ラン
この辺の中学
じゃねぇだろ??』
( 男 )
『駒 斗 舞から
来ました・・・』
( 坂 本 )
『ほぉ~・・・
そんな遠い所から
わざわざ
何しに来たんだ??
悪いけどこの街は
あまり教育には
よくねぇ街だぜ・・・』
( 男 )
『別に行く場所なんて
どこでも良かったんです...
つまらねぇ毎日から
抜け出したくて・・・』
そう俺が話すと
坂本と言う男は・・・
いきなり!?
( 坂 本 )
『ハッハッハッハ!!!』
( 男 )
『???』
( 坂 本 )
『悪りぃ悪りぃ・・・
つまらねぇ毎日から
抜け出したい...か
もしかしたらオメぇも
こっちの世界で生きる
男の1人なのかもな...』
( 男 )
『何の事を
言ってるんですか??』
( 坂 本 )
『な~に・・・
近い内にすぐにわかるさ
嫌でもな・・・
おっと!!!
やべぇ やべぇ・・・
話しに夢中で
約束の時間を
過ぎる所だったぜ...』
( 男 )
『約束??』
( 坂 本 )
『あぁ・・・
大切な
【卒業正賞】がな...
じゃあな!!
また機会があったら
また会おうや・・・』
[タッタッタッタ...]
そう言うと
坂本って人は
俺の前から
去って行った・・・
すごく大きな背中を
俺の目に焼き付けて...
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