81人が本棚に入れています
本棚に追加
( 長 髪 の 男 )
『俺が中学の頃
一度鉄と一緒に
この西地区に
遊びに来たんですよ...』
( 坂 本 )
『・・・・』
( 長 髪 の 男 )
『そして
そこで俺はある男を
見る事になる・・・
オールバックが
真っ赤な血で染まった
手負いの銀 狼を...』
( 坂 本 )
『フッ・・・
やっぱりテメぇ
あの時の奴か・・・
中坊のくせに
随分な修羅場を
潜って来たような
目をしてやがったから
今でも俺はハッキリ
覚えてるぜ・・・
藤 近・・・』
( 藤 近 )
『あの時・・・
あの時アンタと
出会った時
何となく気づいていた...
いずれこの男とは
闘わなきゃいけない!!
避けては通れない道だと...』
( 坂 本 )
『避けては通れない道...か
今その道にお前は
ついたんだ・・・
このまま
後を引き返すような
真似はしねぇよな??』
( 藤 近 )
『当たり前ですよ...
俺からの
【卒 業 正 賞】
受けとれやぁ~ッ!!!』
( 坂 本 )
『おぅ・・・
来いやコラーッ!!!』
[タッタッタッタ...]
お互いの二匹の強者は
今ぶつかり合った!!
俺は・・・
目の前の男達が
ぶつかり合う姿を見て
あまりの迫力に
その場を動けなかった...
いや・・・
ずっと
見ていたかったのかも
しれない・・・
この二人の
【喧 嘩】を・・・
そして・・・
最初のコメントを投稿しよう!