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海『……………であり、学生らしく学校生活を送ります。新入生代表…西園寺 海』
パチパチパチパチ。
体育館に拍手がおこる。
俺は挨拶を記した紙を丁寧に折り畳み、目の前でニコヤカに聞いていた校長に渡した。
一礼し向き直ると体育館を一度見回した。
さすがは進学校。優等生みたいな奴らばかりだ。
中には何人か中学が一緒だったのか見慣れた顔もある。
そんな事を考えながら俺は静かに席に戻った。
もぅ一つの自慢はこれだ。
毎年新入生代表の挨拶はその年に首席で入学したものがするという決まりがあった。
まぁ……そうゆう事だ。
こんな感じで高校初日を迎えた、いや終わっていった。
これからスポーツに勉強に明け暮れる日々が始まるんだ。
俺の本気を試す日々が…
胸は高鳴るばかりだった。
希望に満ち溢れた、高校生活が始まったのだから……。
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