夢でしか殺せない
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「――朝…か。」 毎日見る、同じ夢。 私は錆びた身を起こし、最低限の支度をすると外へ出た。 「あ、おはよう梅乃!!」 親友の、唯。 運動部のエースで、人気者。そんな彼女は、よく私と一緒に居る。 私が唯といる理由は、一つ。―――この理由が無ければ、私は唯なんかと一緒には居ない。
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