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●毎月各クラスに5万円ずつ配布する。
●テストである特定の点数以上の得点者が特定の数以上いた場合学校からの褒美(金)。
●ある特定の数以上のクラスメートがテストで赤点を取った場合ペナルティ。
●各教科で他クラスに勝負を仕掛けることが可能。勝った場合負けたクラスに次のことを要求することが可能。
・生徒の引き抜き。
・クラスの所持金の20%を要求。
・クラスの(所持金の20%相当の)物資を要求。
尚、勝負は所定の手続きを行い、教員の監視の下行う。
●以下にあげる違反を犯したものはペナルティ。
(略)
●これらをふまえて自分達の勉強しやすい環境を作り上げること。
ということらしい。
SHRが終わり、サルと広太が俺のところへきた。
「でもこりゃビックリだわ~。何だよ勝負って~」
とプリントをひらひらさせながらサルが言った。
「見かけない生徒が多いのは実力の均衡をはかるためだったのか。」
と思案顔で広太。
「俺も朝なんでこんなに知らない奴がいるんだろと思ったよ。」
他のクラスメートたちもかなりざわついている。一限目が休講になってたのはこの混乱を予想してのことだろうな。
「しかしまぁ、校長もよくやるね。」
と顎をなでながら広太。
「なんか変わった人だからな。マジ面倒くせぇ。」
サルは机に突っ伏している。
「ま、いつかなんかあるとは思ってたけどな。一限目も休講だし委員長が出てきて対策会議でもするじゃねぇの?」
そんなことを話していたら委員長の鎌田愛が教卓のところへ行き、みんなの注目を仰いでいた。
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