39人が本棚に入れています
本棚に追加
「…まぁ、いいや。退院したらでいい、またアレ…頼むぜ?」
肩に腕を回し、耳元に口を寄せてきた相手はぼそりと僕に呟いた。
僕は首を傾げる。心当たりが無いからだ。
そんな僕を尻目に、同級生はぽんぽんと肩を叩いていなくなったのだ。
その場に残された僕は、訳が解らないまま部屋にへと戻った。
部屋に戻り雑誌を開く。
芸能関係や世の中の事が書かれていた。
「ろくな記事乗ってないな…」
僕はぱらぱらとページをめくりながら呟いた。
テレビでも見ようかと、リモコンに手を伸ばした時僕に来客が来た。
金色の髪の、青いスカジャンを来た青年だ。汗だくになりながら、僕の方にへとやってくる。
「せっ…憂滋さん!早く着替えて!」
「な…なんなんですか、会ってそうそう、貴方は…」
「いいから、早く!!」
僕は訳も解らずその声に促され、ベット下からケースを取り出し着替えを始める。
最初のコメントを投稿しよう!