玩具の行く先

4/14
前へ
/28ページ
次へ
    目が合った。 「…え。」   え、はコッチのセリフだ…   「あのー…荷物運ぶの手伝いましょうかー?」 気の抜けた声でそう言われた 声からするとまだ若そう…俺と歳変わらねぇぐらいかな     荷物、と言えば死体なんだが ドラム缶に入れてあるから見た目は安心だが、転がすと勘が良い奴は何か気付く。   「いや――…、いいよ。」 そういうと塀に背を向け倉庫の鍵を開けてドラム缶を転がした。   後は明日やろう…疲れた。   倉庫のシャッターを降ろそうとした時 後ろで音がした。     「…え?」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加