玩具の行く先

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    「シャッター降ろすのぐらい、手伝えますよ」 そう言いニコニコ笑いながらシャッターを降ろした。 男…18、いや二十歳を越えてるかも知れない。 塀を飛び越えて来たらしく、塀の木の葉が少し乱れている。     こーいうタイプ、関わらない方がいい。 玩具の事がバレたら… 「あ…どうも。じゃ…」   一言そう言うと踵を返し足早に遠ざかろうとする俺の腕を男が掴んだ。   「…ちょい待ち」   げ…何か気付いたかな…?
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