出会い

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私は、何故だか佐藤悠一が前より気になっていた。     キモいと思ったのも確かだし、関わらないほうがいいって思ったのも確か。   でも、私は佐藤悠一が気になっていた。     それから、ずっと佐藤悠一は隣りの席。 女子たちは『悠』という人に夢中。     なんだか、佐藤悠一がみんなにムシされてる気がする。   私の勘違いかな? でも、やっぱりみんなさけてる。     「由衣、移動教室だよ早く行こ。」   若菜ちゃんが教室のドアから私を呼ぶ。   「うん。ちょっと待ってて。」   私は急いで教科書を出して、若菜ちゃんのところに向かった。  
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