《プロローグ》

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鈴木正人 (20歳) 170㎝ 66㎏ 建築会社勤務  今にも泣き出しそうな灰色の空が限りなく続いている初夏の早朝。季節柄、朝でも蒸し暑い。  そんな中、一人の男は古びた(ここまでボロくなるには相当年季が入るだろう)アパートの駐車場で大型の黒いワゴン車にテントやバーベキューセットやら荷物を積んでいた。  男の髪型は短髪で黒髪、肌の色は浅黒くいかにも職人といった見た目だ。  その男は荷物を積み終えるとふいに灰色の空を見上げ呟いた。 「雨降らなきゃいいけどな~。」  男はそう呟くと車に乗り込みエンジンをかけ、車を走らせた。
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