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「少なくとも、もう少し鬼畜畜生な戦い方を控えた方がいいよ」
と、妙な言い回しをしたのは青年のようなPC、蒼牙。
クロエや汚鬼苗と同じ初心者支援ギルド『エスユー』に所属するキャラだった。
黒を基調としたノースリーブにアームパット、それに深い青のジーンズといった現代ふうの服装に黒の短髪。
武器は厚みのある、深蒼の双剣。
クロエ、汚鬼苗、蒼牙の三人は『クラウンタウン』の戦闘フィールド、草原で三対三の勝ち抜きバトルを行っていた。
三人してそんな調子の会話を続けていると、新たな挑戦者三人がフィールドに足を踏み入れてくる。
「へへ、いっけにえ、いっけにえ」
「んー……弱そう?」
「楽に殺せそうだぎゃな」
補足をするとすれば、クラウンタウンに戦闘をしにくるのは何らかしら癖の強いプレイヤーが多い。
ほとんどがこのような調子で、お互いに殺し合うを行う場所。
それが、クラウンタウンと云う場所だった。
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