ウェンディの絵本
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彼女は僕に色んな話をした。 稀に妄想と現実の区別がつかなくなる癖が珠に傷だが、それが無ければ彼女の話は童話としてとても愉しく、面白かった。 僕は彼女の、話をしている時の笑顔が一番好きだった。 きらきらした眼や、口調。頬を紅潮させ、少し興奮気味に。 未だ穢れを知らない少女の様な姿が、僕の琴線に触れるのだった。
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