ワンピース

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    「寂しいくせに。友達になってあげる。」 「いらないよ。 だって僕はいつも一人だったんだから。 独りになった君とは違うんだから。」   女の子は泣きながら歩いていった。 僕はカバンに入れていたチューインガムを取り出すと、一枚口に入れた。   僕はいつも一人なので、彼女を遠くから見送った。    
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