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*那月・美紅*
2人は新トンネル内を無我夢中で走り続けた
半分くらいは来ただろうか…
美紅はふと後ろが気になり、何気なく振り返る
と…
そこには…
入口を埋め尽くす程の無数の影が揺らめいている
美紅は絶句し、那月の方を見る
那「気にすんな。 絶対大丈夫だから!!」
那月は振り向かず前だけを見据えて言った
その言葉に少しだけ励まされて美紅はやや加速する
美「早く来ないとおいて行っちゃうよ!?」
那月は少しだけ笑った
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