26163人が本棚に入れています
本棚に追加
校長室が何処なのか
わからないと思っていたが
案外簡単に見つけれた。
生徒があんだけ群がれば
誰だって分かるさ。
俺を見つけたことで生徒達は
俺のことをジロジロ見ている。
ハッキリ言ってウザい。
俺が校長室に着くと自然に
生徒達は立ち去った。
中に居た生徒も親父が退室させてくれた。
「どうだ?可愛い子いたか?」
第一声がコレだった。
俺は本気で校長室にある壺で殴り殺したかった。
「なんだよ!あの紹介は」
「だって、だってハヤトの女嫌い
治そうとパパずっと前から必死で考えたんだよ」
―…ころしてもいいですか?
「だからって、あんなやり方は
無いだろ?他に方法あったろ?」
「早く結婚してパパに初孫見せておくれ」
こうなったら何を言っても無駄だ。
「最後に生徒に情報何教えた?」
「まだ教えてないよ。アドレスを交換しただけ♪おかげでメル友増えたよ。感謝感謝。」
俺は頭にきて部屋を飛び出した。
絶対にアイツとは口を聞かない。
部屋を出ると女の子が
ポツンと立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!