転校生はイケメン君!?

5/19
前へ
/273ページ
次へ
校長室が何処なのか わからないと思っていたが 案外簡単に見つけれた。     生徒があんだけ群がれば 誰だって分かるさ。     俺を見つけたことで生徒達は 俺のことをジロジロ見ている。   ハッキリ言ってウザい。     俺が校長室に着くと自然に 生徒達は立ち去った。     中に居た生徒も親父が退室させてくれた。     「どうだ?可愛い子いたか?」   第一声がコレだった。 俺は本気で校長室にある壺で殴り殺したかった。     「なんだよ!あの紹介は」   「だって、だってハヤトの女嫌い 治そうとパパずっと前から必死で考えたんだよ」         ―…ころしてもいいですか?     「だからって、あんなやり方は 無いだろ?他に方法あったろ?」     「早く結婚してパパに初孫見せておくれ」       こうなったら何を言っても無駄だ。         「最後に生徒に情報何教えた?」     「まだ教えてないよ。アドレスを交換しただけ♪おかげでメル友増えたよ。感謝感謝。」       俺は頭にきて部屋を飛び出した。       絶対にアイツとは口を聞かない。   部屋を出ると女の子が ポツンと立っていた。
/273ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26163人が本棚に入れています
本棚に追加