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再び俺は中條さんの後ろを無言で歩いていた。
「何もしないんですね」
どういう意味だ?
狙われてるのは俺だぞ。
「俺の台詞なんだけど」
「私が何かすると思ってるんですか?あなたの本性は校長先生から聞いてるんですから」
「ん?親父が何て言ったんだ?」
「言えません」
「何か勘違いしてないか?」
「勘違いですって?あなたがお父さんを脅して自分の初体験を奪ってもらうように仕組んだことは知ってるんですよ。」
「スミマセン。も…もう一回言ってくれませんか?」
「だから、あなたがお父さんを脅して自分の初体験を奪ってもらうように仕組んだことは知ってるって言ってるんですよ。ハァハァハァ…」
ふーん。そういうことね。
「何でそのこと知ったの?」
「校長先生が悩みがあるから
聞いてって…知ってるのは私だけみたいですが」
親 父 抹 殺
俺の頭の中には放課後
校長室襲撃しか頭になかった。
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