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「…もう、冗談よ。隣の幼馴染がストーカーで逮捕なんてアタイお外歩けないわあ」
「何だよ…その変な喋り方は…。」
「べっつにぃ~。私はここで退散するわ。学校始まってハートブレイクして泣きついてこないでよね~」
「な、何で失恋決定なんだよ!!」
ミナホは俺の叫びを無視して去っていった。
「絶対…しないからな!!」
負け犬の遠吠えのように、俺の声は商店街に響いた。
俺はミナホのよく分からん心配の理由を、まだこのときは知らなかった。
そして、やっぱりプリンはぐちゃぐちゃで。
母上にお叱りを受けた。
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