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ラウル『一から分かるように説明しろグレイ。』
グレイ『バカだなラウルは(笑)考えれば分かるだろ?ここには魔法に関する書物が在るんだよ?君にかけられたのは呪いは呪いでも魔法の一種であることは変わらないんだ。君は言ったね、呪いをかけた奴はオリジナルの魔法を使ったって。その魔法に使っていた書物が見付かったんだよ。』
ラウル『と、言うことは..』
グレイ『戻れるよ。』
ラウルは両手を挙げて喜んだ。待ちに待った『時』がやって来たのだ。
グレイ『但し戻るのは明日だよ。』
ラウル『はぁ?』
グレイは呆れたようにラウルにデコピンを噛ました。
グレイ『君はボクを殺す気かい?術式を把握しないで魔法を使うのは自殺行為に等しいことは分かってるだろ?』
ラウル『ス、スマン。』
ラウルは反省した。
いくら元に戻れるからと言って、友を死においやる行為をしようとしたからだ。
グレイ『今日はここで過ごそう。ラウルも覚悟をしといてね。』
ラウル『覚悟?』
グレイは静かに告げた。
小さくなってから起きた今までの出来事が全て無くなるかも知れないと言うことを。
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