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ラウル『そりゃどういうことだ!?』
グレイ『あくまでも可能性の話しだけどね。本来なら人は育っていくものだ。その時の流れを無理矢理に逆行させるなんて無茶な話しなんだよ。だからキミが元に戻った時、小さくなってからの記憶はイレギュラーな物と判断され無かった物とされるかもしれない。仮説だけど。』
自分の...小さくなってからの記憶が消える??頭では意味が分かっていても心が理解できなかった。たとえ一ヶ月程度の記憶とは言えその一つ一つが自分にとって大切な時間であり、生きた証なのである。それが消える...
この時ラウルは迷っていた。
ラウル『絶対に消えるって訳じゃ無いんだな?』
グレイ『仮説だしね。消えるとは限らないよ。』
ならば進むべき道は一つ。とラウルは心の中で決心を決めた。
ラウル『上等だ!!そんな仮説なんかに俺が負ける訳無いだろうが!!』
グレイ『フフフ(笑)、それでこそラウルだ。ボクは早速準備に入るよ。呪いを解くのは明日の朝と言うことで...』と言うとグレイは解読に専念し始めた。
ラウルは邪魔にならない様に地上へと出た。
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