123人が本棚に入れています
本棚に追加
目の前には憧れ続けた学校がそびえ立っている。
「私、高校生なんだ」
校舎を見上げながら呟いた。
すると隣から優しい声が降ってきた。
「祈羅、不安になったら俺のクラス来なね?」
「うん!」
頭をポンッと叩くとあさチャンは校舎の中へ入って行った。
私は昇降口に貼り出されているクラス表を見て自分の名前を探す。
「あ、あった!」
昇降口に入り、これまた真新しい履き馴れていない上履きを履いて教室へと向った。
最初のコメントを投稿しよう!