妄想処女Ⅰ

22/46
前へ
/336ページ
次へ
「木田 和沙です。よろしくね♪」 あまり合コンに行かない和沙も、緊張なんてしておらず、淡々と挨拶を終えた。 次は私の番。 そう思えば思う程緊張してきて、声が震えそうになる。 「ごめんねぇ。この子合コン初体験だから、らしくなく緊張してるみたいで」 隣に座る和沙がフォローするように言ってくれる。 少し落ち着いた私は手をギュッと結んで拳を膝の上で作った。 「た、橘 瑠璃です。和沙の言うように合コン初体験で、ていうか初体験もまだの処女っていうか‥‥やだっ私何言ってんだろ。どうしよぅ~エッチな妄想が邪魔して止まんなぁい!」
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50015人が本棚に入れています
本棚に追加