妄想処女Ⅰ

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三組目は和沙と室生君。 ムードメーカーと優等生。 真逆の二人、意外と気が合うのかもと見ていると、室生君は和沙の話しに適当な相槌だけして会話を楽しんでいないのが見て分かった。 四組目は私と佐々木君。 妄想処女と‥‥‥見た目派手だけど存在の薄い彼。 合コン初心者の私を気遣うように、様々な会話を私に振ってくれる。 気のきく人なのかな? そんなことをぼんやりと考えていたら、室生君の隣に座っていた和沙が私の隣に座ってきて耳元で話しかけてきた。
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