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ジリリリリリリ‥‥‥
部屋中に響き渡る目覚まし時計の頭を、布団の中から腕を伸ばし、思いきりバンッと叩いて本来の役目を中断させる。
モゾモゾと布団の中からひょこっと顔出して、眠たい目を擦りながら目覚まし時計に視線を向ける。
時計の針は七時半をさしていて、慌ててベッドから飛び起き、改めて時間の確認をした。
何度見ても時間は変わらず、明らかに寝坊したことが分かると、私は慌てて制服が掛けてあるクローゼットを勢いよく開けた。
白い長袖のシャツに、紺のチェックのスカートを取り出して、着ていたピンクの水玉のパジャマを脱いで制服に袖を通す。
首元に赤のリボンを付ければ着替えは完了。
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