50016人が本棚に入れています
本棚に追加
「これからどうする?もう七時だけど帰る?」
二人きりになった途端、無言だった二人の間に会話の花が咲いた。
カラオケボックスにいた時は殆んど喋らなかったのに、終わって二人きりになった途端彼は喋り出してきた。
何か調子狂う人だなと思った私は、首を傾げながら彼の顔を覗き込む。
「橘さんの妄想では、この後どこに行くの?」
「へ?」
「妄想してるんだろ?エッチな妄想。やっぱりこの後はホテル?」
「ちょっ‥‥そんなこと妄想してないもん!」
最初のコメントを投稿しよう!