妄想処女Ⅰ

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「ファミレス行かない?その後はゲーセン♪どう?」 「なんだ、ホテルじゃないんだ」 ニヤリと悪戯な笑みを浮かべると、目を細めて視線を絡めてきた。 もしかして、意外とカッコ良いのでは? そんなことが脳裏に浮かんだが、パタパタと勢いよく消し去った。 室生君は快く承諾してくれて、近くのファミレスまで歩いて向かった。 本当にあの無愛想な、室生君と同一人物なのかと疑いたくなるくらい彼はクルクルと表情を変えていった。
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