妄想処女Ⅰ

36/46
前へ
/336ページ
次へ
ファミレスに着き、向かい合わせに座る。 すぐにメニューを取り出して、頬杖つきながら眺めた。 「帰らなくても大丈夫なの?」 「うん。両親仕事でいないから。帰って一人でご飯なんてつまんないじゃん。室生君の方こそ帰らなくてもいいの?」 「あぁ‥‥俺一人暮らししてるから。平気だよ」 「えっ?一人暮らし?」 「実家から通うには遠いから一人暮らししてるんだよ。寮に入る話しも出たけど、寮だと門限やら厳しくて面倒だから断ったんだ」
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50016人が本棚に入れています
本棚に追加