妄想処女Ⅰ

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ファミレスに着き、向かい合わせに座る。 すぐにメニューを取り出して、頬杖つきながら眺めた。 「帰らなくても大丈夫なの?」 「うん。両親仕事でいないから。帰って一人でご飯なんてつまんないじゃん。室生君の方こそ帰らなくてもいいの?」 「あぁ‥‥俺一人暮らししてるから。平気だよ」 「えっ?一人暮らし?」 「実家から通うには遠いから一人暮らししてるんだよ。寮に入る話しも出たけど、寮だと門限やら厳しくて面倒だから断ったんだ」
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