50015人が本棚に入れています
本棚に追加
「な、何?」
「冗談だよ、冗談。また妄想してたの?橘さんって本当に見てて飽きないよね」
完璧からかわれてる。
何だか馬鹿にされた気がして、腹が立った。
確かに妄想していたよ?
悪い?
迷惑かけてる?
だって止まらないんだもん!
仕方ないじゃない。
「帰る」
ポツリと呟き私が立ち上がると、彼は慌てて立ち上がるが、私はそんなことお構い無しにファミレスを後にした。
何か悔しい。
何かムカつく。
私はとにかく、この場を離れたくて勢いよく走り出した。
最初のコメントを投稿しよう!