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「他にたくさん女の子いるからその子たちと話しなよ」
「後藤さんと話したかったんです」
ニコニコ笑ってるけどすごいこと言ったよあんた。
「そうですか…」
あたしの夢は人並みの人生をまったり生きること…
夢が砕け始めたな。
「後藤さんってめんどいから後藤って呼ぶね。」
「はぁιどうぞ…」
フレンドリーなやつだな。
「後藤次の授業何?」
「理科、だった気ぃする」
俺理科好きだよーなんて話す森林。
一応、森林はおもしろい人。
ただ周りの視線が痛い、怖すぎる。
「今日一緒に帰ろうよ、昇降口にいるね。」
どんだけフレンドリーなんだ。
答えも待たずチャイムと一緒に消えていった森林に苦笑い。
「アイツ、ありえねぇな、天然か?」
広紀が目を細めて睨む。
「さぁ、ただ自分の地位分かってないみたいね。」
歩が薄く笑った。
「いい迷惑…勘弁してよ」
小声で言えば歩が吹いた。
「後藤、大変だなι」
うわぁ!!
この3人以外で心配してくれる人がいるなんて!!
「ありがと♪大丈夫だよ、けんちゃん」
だから、優しいから、けんちゃんが大好き。
「何コイツ」
「さぁ?」
元気になったあたしを呆れて見る3人。
うち頑張るよ!!
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