プロローグ

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  進歩したのはエネルギー面だけではなかった。 宇宙人、彼らは自身らを『ホープ』だと名乗った。 地球人は彼らを『希望の一族』と呼び、宇宙進出のための技術を学んだ。 希望の一族は、地球の技術進歩の拠点に日本を選んだ。 それ故に戦争がおこりかけたが、   『戦争がおこり次第我々は地球を去る』   と、断言された。       そして僕ら地球人も宇宙に出ていった。 地球に残っている人もいるが、約半分の人類は宇宙にでた。(正確には出されたと言ってもいい)       「なに難しい顔をしてるんだ?ソラトリ」 「あ…セイ…。何でもないよ。  ちょっと…考え事してたんだ。」 「考え事…か。今は安全圏の月に逃げるのが先だろ?  …その考えが無駄になっちまうぞ」 「そうだね…。」      
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