0⃣1⃣男子校への編入

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ん?お引っ越し屋さん…?       鎮「言い忘れとったなあ。お前が編入する高校、全寮制やねん。やから、お前の荷物を運んでもらおうと思てな」       幸「パパ、やっぱり仕事が早いわね。かっこいい♪」       どこが?       澪「って!!なに勝手に話進んでんのよっ」       この人たち、自分さえよければそれでいいのっ!?       鎮「パパ寂しいよ…お前が寮で暮らすとなると、家に帰ってくることも、あまりなくなるからな」       うそつくなっ!!めっちゃ笑いこらえてんじゃん!!!       幸「慎?お引っ越し屋さんを、澪ちゃんのお部屋に案内してさしあげて」       ちょ…っ、慎は分かってくれるよね?私がよく男嫌いだって知ってるし。       慎「分かりやした。あっしにお任せを」       深々とお辞儀をすると、わたしの視線に耐えきれなくなったのか、走ってその場をあとにした。       こるらぁ!!! 結局慎もお父さんの味方かあ!!!                 男子校生活のきっかけは、こんな両親の強引さが原因だった。       雷龍 澪は、これからの高校生活をどう過ごしていけばいいのか……。      
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