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ん?お引っ越し屋さん…?
鎮「言い忘れとったなあ。お前が編入する高校、全寮制やねん。やから、お前の荷物を運んでもらおうと思てな」
幸「パパ、やっぱり仕事が早いわね。かっこいい♪」
どこが?
澪「って!!なに勝手に話進んでんのよっ」
この人たち、自分さえよければそれでいいのっ!?
鎮「パパ寂しいよ…お前が寮で暮らすとなると、家に帰ってくることも、あまりなくなるからな」
うそつくなっ!!めっちゃ笑いこらえてんじゃん!!!
幸「慎?お引っ越し屋さんを、澪ちゃんのお部屋に案内してさしあげて」
ちょ…っ、慎は分かってくれるよね?私がよく男嫌いだって知ってるし。
慎「分かりやした。あっしにお任せを」
深々とお辞儀をすると、わたしの視線に耐えきれなくなったのか、走ってその場をあとにした。
こるらぁ!!!
結局慎もお父さんの味方かあ!!!
男子校生活のきっかけは、こんな両親の強引さが原因だった。
雷龍 澪は、これからの高校生活をどう過ごしていけばいいのか……。
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