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翌日、私はさっそく男子校へと駆り出された。
荷物がなかったら家では生活できないし、もう明後日から学校も新学期を迎える。
わたしは、ちょうどいい時期に越してきたなあと思った。
でも、納得なんてしてるわけがない。
寮に案内され、自分の部屋に着くと、見覚えのある荷物が散らかっていた。
きっと引っ越し屋さんが、わざわざココまで運んできてくれたんだろう。
…って!!そんなことはどうでもいい!
私は取りあえずダンボールの中をあさり、ペンと紙を取り出した。
澪「絶対、こんなとこ抜け出してやるっ!!」
怒りを込めた独り言を呟き、ペンを走らせた。
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脱出計画
・警備員に化ける。
・理事長を人質に、この学校を脱出する。
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う~ん…どっちも上手くいきそうだなあ。
そう、わたしはここを脱出するつもりなんだ。
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