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その事件が起きるちょっと前。
わたしは中学3年で、周りは受験やら卒業やらで騒ぐ時期になっていた。
つまり、3学期──────。
それまで、こんな性格(家業)だから男友達なんていっぱいいたし。
どっちかって言うと、男と仲良くするほうが楽しいって思ってた。
自分で言うのもなんだけど、喧嘩なんかも結構強くて、男子ん中でもボス的存在。
誰もが私を頼ってくれて、
そして…、
信じてくれてた。
でも、世界はちょっとしたことで変わってしまう。
たった1つの
言葉とか…
態度とか…
存在…とか
――それを思い知らされたのは、突然私の中に現れたアイツの‘存在’だった。
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