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そして時が過ぎるほど自分の中に膨らんでいくその存在に、放ってしまったたった1つの言葉も、今のわたしを作った本当の原因。
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中学3年の澪side
「澪さん、なんでそんなに喧嘩強いん?俺に教えて♪その技!!」
「澪さあん…なんか変な奴らに絡まれたあ…」
澪「ええよっ♪学校終わったら近所の空き地で特訓やな。
ほら、お前も喧嘩なら教えたんで?」
お爺ちゃんとお父さんみたいに、あんなカッコいい人間に…、
――強くなって…
頼られたい。
澪「あっ…先生来たな。座れよ~」
「おう。あとでなあ」
毎日楽しくて、こんな日々が続いたら……
先生「今の時期に珍しく転入生が来ました。澄椰子 新(スミヤシ アラタ)くんです」
どれほど幸せかなあって。
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