0⃣2⃣澪の過去と男嫌いの理由

7/38
前へ
/611ページ
次へ
そして時が過ぎるほど自分の中に膨らんでいくその存在に、放ってしまったたった1つの言葉も、今のわたしを作った本当の原因。       ────────────── ─────────── ───────── 中学3年の澪side       「澪さん、なんでそんなに喧嘩強いん?俺に教えて♪その技!!」       「澪さあん…なんか変な奴らに絡まれたあ…」       澪「ええよっ♪学校終わったら近所の空き地で特訓やな。 ほら、お前も喧嘩なら教えたんで?」       お爺ちゃんとお父さんみたいに、あんなカッコいい人間に…、       ――強くなって…       頼られたい。       澪「あっ…先生来たな。座れよ~」       「おう。あとでなあ」       毎日楽しくて、こんな日々が続いたら……       先生「今の時期に珍しく転入生が来ました。澄椰子 新(スミヤシ アラタ)くんです」       どれほど幸せかなあって。      
/611ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4826人が本棚に入れています
本棚に追加