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新「名前」
名前?
あぁ~…。
澪「雷龍 澪やで♪よろしくな、新!」
新は少し驚いた顔してた。
ウチなんか変なこと言うたか?
それから時は過ぎて、ウチらは仲良くなった。
新はイケメンやったけど、なにせ怖いっていうイメージが、みんなにこびりついてしもたみたいで、さほど女子から好まれることはなかった。
みんなが受験勉強に時間を費やしとる今、周りの空気は張りつめてて、必死なんやな、ってウチでも感じることができるほど。
新かて、転入してまだ間もないのに、こっちの勉強についていこうと必死や。
ウチはこんなん言うのもなんやけど、十段階評価とか常にオール十やったし、勉強なんかせんでも絶対受かるって言われてたから、1人遊び惚けてた。
逆に、もっと上の学校でも、きっと受かるで。って言われたこともある。
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