0⃣2⃣澪の過去と男嫌いの理由

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澪「どないしたん?そんなに慌てて」       (親父が……《鎮さんっ!!おやっさんが!!)       お父さんの声が遮られ会話に入ってきたんは、慎やった。       お爺ちゃん…?       (とにかく、今からいつも行ってる病院に来いっ!!)       それってココやん…。       なんでお爺ちゃんといいお父さんといい、病院に…!?       嫌な想像ばっかり頭の中にもうスピードで流れていく。       澪「悪い…。ちょっと、行ってくるわ。すぐ戻ってくるから」       男子「分かった」       快く許可してくれた男子たちに感謝の気持ちを持ちながらも、再びナースステーションに向かう。       ナース「どうしました?」       さっきと同じ看護士が不思議な顔して見てきた。       当たり前やな。       さっきといい今といい、同じように同じ人物がナースステーションに押しかけてきてんねんもん。       澪「あのっ!!雷龍哲っていう人運ばれてきませんでしたか?」       同じ質問をし終えると、看護士は新のときとは比べもんにならんくらい血相を変えて、即座に立ち上がった。       ナース「こちらですっ!!急いで!!!」       そう言って走り去っていく看護士を、驚いた目で見ていると振り返り、「早くっ!!!」と大声で叫んだ。      
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