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澪「どないしたん?そんなに慌てて」
父
お父さんの声が遮られ会話に入ってきたんは、慎やった。
お爺ちゃん…?
父
それってココやん…。
なんでお爺ちゃんといいお父さんといい、病院に…!?
嫌な想像ばっかり頭の中にもうスピードで流れていく。
澪「悪い…。ちょっと、行ってくるわ。すぐ戻ってくるから」
男子「分かった」
快く許可してくれた男子たちに感謝の気持ちを持ちながらも、再びナースステーションに向かう。
ナース「どうしました?」
さっきと同じ看護士が不思議な顔して見てきた。
当たり前やな。
さっきといい今といい、同じように同じ人物がナースステーションに押しかけてきてんねんもん。
澪「あのっ!!雷龍哲っていう人運ばれてきませんでしたか?」
同じ質問をし終えると、看護士は新のときとは比べもんにならんくらい血相を変えて、即座に立ち上がった。
ナース「こちらですっ!!急いで!!!」
そう言って走り去っていく看護士を、驚いた目で見ていると振り返り、「早くっ!!!」と大声で叫んだ。
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