379人が本棚に入れています
本棚に追加
付き合っている彼女がレイヤーだと知ってしばらくしてからの事……
彼女と遊んでいる時、ふと、こんな事言ってきた。
「総一君ってコスプレに興味無いの?」
「エッ!! 雪、いきなり何を言ってるの?」
「だってさ、総一君がコスプレしたら一緒にオフ会行けるし……楽しいから!!」
こっちは楽しくないからね……ちょっと待て!! 自分をそっちの道に引きずる込む気なのか!?
「オーダーがあるからなんでも聞くよ」
頼むから…その笑顔で言うの止めてくれ。負けてしまいそうな自分がいるから……
しかし負けられない。自分の理性とモラルが懸かっているから!!
「……今は無い。だけどその内に着るかも……」
よしっ!! 上手く逃げきれたはず!!
雪は黙り込んで考え事して、こう言った。
「なら私、総一君に早くコスプレさせる為に頑張るね!!」
うん……雪、何君はどんでもない事を頑張ろうとするのだ!?
最初のコメントを投稿しよう!