**出会い**

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あの日私達は出合ったね 「千尋カラオケ寄って帰ろー♪」 「おっ♪いいね♪行こ行こっ♪」 学校が終わるとカラオケでストレス発散、これがいつもの私達の日課 でも今日はいつもと違っていた― 「美姫何時間にする?フリーで入る?」 手慣れた感じでカウンターで受け付けをしているのが親友の冨田千尋(トミタチヒロ)、その横で眺めてるのが私、流川美姫(ルカワミキ) 「お部屋102号室になります。」 店員がカウンター越しに伝票とマイクを差し出した 「あっありが…///」 差し出されたマイクを受け取ろうと顔を上げると、そこには、いつもの店員のおばちゃんではなく、 切れ長の目、筋の通った鼻、形のいい唇、調った顔だちのモデルでもやってそうな若い男が立っていた これが私達の初めて出会いだったね 今思えば一目惚れなのかな 「美姫どうした?早く行くよ」 千尋がカウンターで立ち止まっている私の腕を掴みグイッと引っ張る
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