～最後の手紙～

～最終章～

ｱｵｲ父「いや、そんなことじゃないんだ。ｻﾄﾙ君が初めて家に来た時、私はつい最近高校を卒業したとは思えないほど大人な子だなと思っていたんだ。ｻﾄﾙ君はこんなできた子なのにうちのｱｵｲはまだまだ子供だった。だからもしｱｵｲがｻﾄﾙ君と結婚したら、ちゃんとｻﾄﾙ君を支えてあげれるか心配でな…。ｱｵｲがもっと人間的に成長したらと思っていたんだ。でもｱｵｲの言う通りにしてやれば良かった…。私が考え過ぎたんだ。ｻﾄﾙ君。本当にすまない。」

ｻﾄﾙはｱｵｲの父のこの言葉を聞いた時、我慢していたものが一気にこみ上げてきた。