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「強くなってどうする…。」
「お前には関係ない。」
「お前の頭は…伊賀をどうしたいんだ…。」
「俺は何も知らない。だが、アイツは戦いで全てを解決させる。」
「話し合いじゃ無理か…。」
「何故そこまでして戦いを拒む。」
「戦いは…全てを消す…。大切なものも…全部……。」
「お前、それだけのためで戦わないのか？バカじゃないの？問題を解決をするには犠牲がつきものだ。」
「犠牲か…。」
「その犠牲を少なくしたいならお前が守ることだな。」
夜一は彩音の顔の前に粉をまくと彩音は眠った。
「お前は伊賀ために戦ってるんじゃない。逃げてるだけだ。犠牲を怖がってたら何も変わらない…。」
夜一は彩音をとめていたクナイを取り、鷹を肩に乗せて帰った。
夜になっても戻って来ない彩音を心配し、彩音の僕が眠ってた彩音を見つけ連れて帰った。
次の日の朝、彩音は目を覚ました。
「姫、お体は大丈夫ですか？」
「あぁ、ただ眠らされただけ。心配することはない。」
「甲賀ですか？」
「鬼の夜一。」
「何か言われたんですか？」
「…向こうは話し合うつもりはないそうだ。戦わないといけないみたい。」
「これが現実です。姫に何があろうと私はずっと姫のそばにいてずっと姫についていきます。」
「…私が死んだら……お前はどうするんだ？」
「私は姫が死んでもずっとそばにいます。私にとって姫はたった一人の家族です。」
「家族か……。私が伊賀の頭になってからたくさんの人が死んで、家族をバラバラにしてしまった…。凛、お前の家族も…。」
「今は姫が家族です。」
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