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彩音は笑いながら外を眺めた。 「私の代で必ず戦を終わらせる。だから…もう少しだけ私と一緒ににいてくれないか…凛。」 「ずっと姫と一緒に戦います。」 「ありがとう。」 3日後、彩音と凛は絶壁にたつ甲賀の城に行った。 「戒斗に話がある。」 「頭は会うつもりはない。帰れ。」 「お前に話をするつもりはない。どけ。」 彩音は門番に短刀を当てて城の中に入った。 すると、次々と忍者が彩音と凛の周りを囲んだ。 「待て。俺もちょうど話がある。案内しろ。」 城の上から甲賀の頭の戒斗が命令をくだした。そして、彩音と凛を戒斗のところまで案内させた。 「いつも大変だねぇ。今日も同じ内容?」 彩音と凛が着いたところには大きな鷹を撫でながら椅子に座ってる男がいた。 「いや、直接お前とけりをつけにきた。」 「へぇ~……ここで俺を殺すの?」 「次第によってはな。」 「ずいぶん頑張るね。俺を殺したところでお前達も無事ではすまないぞ?」 「それぐらいわかってる。」 「覚悟はできてるってことか……。じゃぁ俺から話をするか。」
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