パイナップル刑事5 突然の再会。運命なんて言葉は二度と使わない。

1/14
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ

パイナップル刑事5 突然の再会。運命なんて言葉は二度と使わない。

3月になろうとするなかまだまだ肌寒い日が続く今日この頃、いつも皮ジャンに身を包んだ男。 寝起きで、髪の毛はボサボサ。加えた煙草はダンヒル。どこに売ってんの?って感じのダンヒルをくわえた男は、いつもの自販機でブラックの珈琲を飲み、いつものセリフーを言う。 「砂糖とミルク入ってないじゃん。」 ニシャァって笑った彼の前歯には、ゴマ。 きっと前日にゴマの入ったものを食べたのだろう。 たぶんサッポロ一番の塩ラーメンの即席のゴマだ。主食はラーメンオンリー。 今日も刑事の1日は始まる。パイナップル刑事の。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!